電気代のややこしい内訳 電力会社たいへん

電力会社からの領収書、普段はほとんど見ないでポイ捨てかな?

いろいろわけのわからない言葉が書いてある。ちょっと解説。(東京電力の場合)

(1)ご契約種別

ほとんどの家庭では従量電灯Bで契約していると思う。昼も夜も電気を使う家庭向けのプランです。

(2)ご契約(アンペア)

契約アンペア(電流値)はどんな家電製品が何台あるかで変わってくる。電気を喰うエアコンで考えるといいかも。当家ではエアコン3台使用しているが、リビングの1台はあまり使わないので40Aで契約している。エアコン2台なら30A契約でぎりぎり大丈夫であろう。電気で熱を発生させる家電製品(ドライヤー、炊飯器等)をエアコンと同時に使用すると30Aではブレーカーがたまに落ちる。

(3)基本料金

基本料金は(2)ご契約(アンペア)により、大きくなれば高くなる。

(4)電力料金

電力料金は多く使えば単価が高くなる。普通の感覚ではたくさん買ってくれるところはお得意様で多く使えば単価が安くなるはず。

第1段階料金は1か月120kWhまでは1kWh:19円43銭。

第2段階料金は1か月120以上300kWhまでは1kWh:25円91銭

第3段階料金は1か月300kWhを超える部分で1kWh:29円93銭

電気料金には電気会社の事業報酬を原価に乗せて算出されている。競争相手がいないので、一般の製造業よりはコストダウンの意識が低くなるのでは。

(5)燃料費調整

燃料費の上昇分または下降分を一般消費者に負担させる費用。今は、石油価格の下落で値引きとなっているが、逆の場合は上乗せされる。原材料費が高騰したから値上げしますとはなかなかできない。

(6)再生エネルギー発電促進賦課金

太陽光発電などで発電した余剰電力を買い取る制度がある。買い取り分も一般消費者に負担させている。

4月からいろいろな会社が電力事業に参入する。100社以上もある。ということは、儲かるということで参入するのである。参入するのであれば、現状の電気料金より安くしなければいけない。安くしても、利益を出せる算段があるということは、今まで電力会社がいかに暴利をむさぼっていたことがわかる。競争原理が働くことはいいことだと思う。

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