関西電力攻める、夏に首都圏へ参入

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日経新聞より、

関西電力は20日、参入を表明していた首都圏への電力小売りの開始時期について今夏になる見通しを示しました。電気事業連合会の記者会見で明らかにしました。顧客獲得の目標は「供給開始3年で10万件をめざす」としました。具体的な料金メニューや提携先は今月末に公表する予定です。

料金は東京電力の一般的なメニューより安いものも用意する予定です。提携先とはポイントを互換できるようにして顧客の獲得をめざします。

首都圏の市場には既存の主要電力会社が既に全面自由化に合わせて参入しています。関西電力は東京電力に次ぐ業界2位だが、高浜原子力発電所3、4号機(福井県)が大津地裁の仮処分命令により停止したことを受け、管内の需給対策に専念したため域外への進出が遅れていました。

電源は主に関西電力子会社の火力発電会社がJパワーと三井造船から取得した千葉県市原市のガス火力発電所(出力11万キロワット)、日本卸電力取引所(JEPX)から調達する予定です。

やっと関西電力が動きようです。新電力の参入が激しい関西圏だけでは収益を上げるのは難しいでしょう。

一方、攻められる東京電力HDも指をくわえて待っているわけにはいかないでしょう。

関西電力、東京電力HDとも今期の見通しを発表していないようです。

ある株価予想会社からは両社とも2016年3月期から経常利益が40%程度減少する予想が出ております。

恐らく両社とも今期は無配を継続すると思われます。

関西電力は高浜原発の裁判の件、東京電力HDは福島第一原発の廃炉の件で今後の見通しを立てるのは難しいかもしれません。

株はしばらく買わない方がよいでしょう。

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