大阪ガス 新型エネファームの余剰電力を買い取る

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一般家庭電力小売りで関西電力に勝負を挑む大阪ガス。新型エネファーム「エネファームタイプS」を対象に4月から余剰電力を買い取りを始めます。

大阪ガスのエネファーム販売は2015年7月に販売開始6年目で40000台を達成しました。これが早いか遅いか評価が分かれますが、今回の余剰電力買取により販売台数を加速させる狙いがあるようです。

「エネファームタイプS」は高い発電効率を誇ります。従来型の発電効率は39%ですが、新型は52%になります。今回の余剰電力買取により定格での連続運転が可能となります。「エネファームタイプS」は連続定格運転にその能力を発揮するようです。

(1)電力自由化が追い風

4月からの一般家庭への電力小売り自由化により、大阪ガスは電力供給事業に参入しました。エネファームの余剰電力を買い取っても、それを販売する体制が整いました。「エネファームタイプS」は従来品より設置面積の小型化、低価格化され、買電により市場規模も大きく広がる可能性があります。その狙いはマンション等の集合住宅設置です。すでに、関西圏で「エネファームタイプS」の設置計画や採用があるそうです。

(2)買取価格は

大阪ガスの電力買取価格は基準単価1kWhあたり13円です。ここから、原料価格上昇下降により高くなったり安くなったりします。再生可能エネルギー固定買取制度適用外で単価は安いですが、「エネファームタイプS」の保証期間10年で費用対効果が十分見込める試算をしています。

次世代エネファームタイプS

未来は各家庭で電力を賄うシステムが構築されることも予想できます。

電力自由化はいろいろな技術を発展させる側面もあります。

ますます消費者が便利になるように期待します。

 

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