大阪ガスと石油大手の出光興産が25日に、液化天然ガスを燃料とする火力発電所を姫路市に建設すると発表しました。2020年代前半から後半にかけて段階的に運転するようです。4月からの一般家庭への電力自由化に向けて十分な発電体制を整えるのが目的です。
発電能力は最大で300万キロワットで、およそ300万世帯の家庭に供給可能です。
建設場所は姫路市の出光興産の遊休地を使用し、大阪ガスと出光興産で共同出資会社「姫路天然ガス発電」を設けます。出資比率は大阪ガスが67%、出光興産が33%です。
大阪ガスは4月より関西電力管内で家庭用電力供給事業に参入します。すでに、太陽光発電や火力発電で184万キロワットの能力を持つが、2020年代までに600万キロワットに増やしたい計画を掲げています。
ガス会社と石油関連会社は自前で発電所を持っているところが多いので電力事業に参入しやすい状況です。
電気料金を安くしていくか、あるいは付帯サービスで差別化を図るか今後の進展に注目したい。
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