電力小売り自由化でインサイダー取引規制導入 卸電力市場とはなに?

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4月から始まる電力小売り自由化に向けて、経済産業省は大手電力会社や新電力会社が電気を売買する「卸電力市場」で、公表されていない情報で不当な利益を得た場合業務改善命令を出すインサイダー取引規制を導入することになりました。

ある電力会社の発電所が停止するなどのインサイダー情報をつかみ、この情報が発表されて電力が値上がりする前に電気を調達して不当に利益を得た場合など、インサイダー取引として規制します。

インサイダー取引として認定された事業者に対して業務改善命令等の処分を行い、従わなかった場合は罰金を科すとしています。

この規制は、4月から導入する予定です。

卸電力市場とは、正式には日本卸電力取引所(JEPX)と言います。株みたいに電力を売買する市場で、翌日受け渡す電力を30分単位で取引するスポット市場と、1カ月から1年先の電力を1カ月および1週間単位で取引する先渡し市場などがあります。

電気を売買する取引所があるとは思いませんでした。ちなみに、この取引所では商品先物取引のような金銭のみの売買はないそうです。実物の受け渡しを必ずするそうです。

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