4月の電気料金は値下がり 大手電力会社10社そろって値下げ 都市ガスも

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4月の電気料金は、発電の燃料となる原油や液化天然ガス(LNG)などの輸入価格が下がったことから、大手電力10社そろって値下げされます。

先月と比べた料金の値下げ幅は、平均的な使用量の家庭で、北海道電力が67円、東北電力が86円、東京電力が139円、中部電力が123円、北陸電力が39円、関西電力が114円、中国電力が74円、四国電力が45円、九州電力が75円、沖縄電力が72円となっています。
また、4月のガスの料金も、原料となるLNGの輸入価格が下がったことから、主な都市ガス各社で値下げされます。
料金の値下げ幅は、東京ガスが87円、大阪ガスが93円、東邦ガスが87円、西部ガスが61円となっています。
しかし、来月の電気料金は、原油やLNGの輸入価格は下がったものの、太陽光発電など再生可能エネルギーの普及を促す国の制度によって料金に上乗せされる負担額が増えるため、全社そろって値上げとなります。

値上げの原因である、再エネ発電賦課金。4月は1kWhあたり1.58円ですが、5月からは2.25円と4割増しです。また、値下げの原因は燃料費調整で、これは電力会社により異なります。概ね1kWhあたり2~3円のです。これで、燃料費が上がると電力料金も上がるかもしれません。電力自由化により燃料費調整を加味した単価を設定して、企業努力によりコストダウンを実施することを望みます。

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