ガス自由化に向けて、電力小売り参入大阪ガスの株はどうよ?

2月末時点で家庭向け電力小売りの契約が6万世帯に達したと発表した大阪ガス。今後のビジネスプランはどうなるでしょうか。

2016年度の大阪ガスグループ経営計画についてより、

2016年度の収支見込ですが、連結売上高は1兆1705億円、営業利益は855億円、経常利益は780億円、当期純利益は520億円となっています。いずれも、2015年度より売上高で12%、その他は40%以上のマイナスでの計画です。配当は2015年度と変わらず年間10円を維持する予定です。

2016年度は電力自由化により攻めの姿勢が出来ますが、2017年度はガス自由化により守りに入ることが予想されます。そのため、投資計画は2015年度とほぼ同額の2015億円を予定しています。また、そのうち1/3は海外投資(755億円)で、アジアや北米での発電所やガス基地への参画を積極的に目指すようです。

2017年度からのガス小売り自由化に伴い、2020年度まで家庭向けガス販売伸び率は平均で-1.2%を予想しており、冷静な読みかまたは消極的な読みでしょうか。しかし、業務用等すべてのガス販売は2020年度は2015年度の5%増しの84億7000万㎥を予想しております。

今後の大阪ガスですが、国内でのガス事業の伸びはあまり期待できない状況です。海外投資を積極的に行い、事業拡大と安価な液化天然ガスを購入することで売り上げ拡大と収益改善を狙っています。

現在の株価は427円前後で、配当利回りは2.34%です。年初来安値は534円で、過去一年間の株価でみると安値に近いです。長期での運用を考えるならば買ってもいいと思います。大きな災害等がなければそれほど下がらないと思います。年間2%以上の配当はまあまあ良いと思います。

 

 

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