LNGの供給先を開拓する東邦ガスの株はどうよ

日経新聞より、東邦ガス関連のニュースです。

一つ目は電力関連のニュースです。

東邦ガスは4月末時点で1万件を突破。豊橋市を地盤とするサーラグループの新電力会社、「サーラeエナジー」は5月末の契約件数が約8000件に達するなど順調に契約件数を伸ばしています。電力広域的運営推進機関の集計によると、5月末時点での中部電力管内での切り替え件数は約6万4000件で、じわじわと増えつつあります。

2つ目はLNGの供給関連のニュースです。

東邦ガスは6日、三菱商事子会社のダイアモンド・ガス・インターナショナル社との間で、米国ルイジアナ州のキャメロンプロジェクトから液化天然ガス(LNG)を購入する長期契約を結んだと発表しました。期間は2019年から19年で、年間の契約数量は約20万トンになります。東邦ガスはLNGの調達先と価格の多様化が進みます。

両社は昨年、LNGの売買について基本合意していました。キャメロンには米国で生産するシェールガスなどを液化して出荷する施設があり、価格は米国の天然ガス価格に連動し、売り主の事前同意があれば仕向け地を国外にすることもできます。

東邦ガスは15年度で約300万トンのLNGを調達しています。米国から輸入するLNGは、14年度に三井物産と契約した同じキャメロンから購入する年約30万トンと合わせて約50万トンに達します。米国の比率は19年に15%程度まで高まります。

これまで東邦ガスは原油価格連動でLNGを購入する契約が大半でした。最近では米国の代表的指標であるヘンリーハブ価格などで購入する契約が増えています。

東邦ガスは少ないですが、じわじわ中部電力のシェアを取っています。

また、来年からのガス自由化に向けてLNG調達先を多様化しております。

東邦ガスの過去3年間の連結決算を見てみますと売り上げは前期落ち込みましたが、営業利益や経常利益、当期利益は右肩上がりで増加しております。

平成34年には創立100周年を迎えます。それに向けてLNGの販売数量を40億㎥から50億㎥へ、LPGの販売数量を42万トンから50万トンにする経営目標を掲げています。

目標通り達成することを願います。

東邦ガス株価は6月8日の終値で823円です。年初来高値の834円に迫っています。

買うなら日経平均株価が下がった頃が良いと思います。個人的には750円前後で買いたいです。

 

 

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