イーレックスが沖縄県上陸します。
新電力のイーレックスは沖縄で電力小売事業に参入します。沖縄ガス株式会社と共同出資会社を設立し、10月から業務用の電力を販売します。その後、一般家庭向け電力小売りも参入する計画です。沖縄県は本州と系統線が接続しておらず、電力の新規参入が難しいとされてきていました。今回の合弁会社は企業の自家発電など地元電源の活用で沖縄電力より3%程度安く供給します。
新規合弁会社「株式会社沖縄ガスニューパワー」はイーレックスが60%、沖縄ガスが40%出資して、10月より商業施設や学校など契約電力50kW以上の事業者向けに売電します。
電力は地元の発電事業者から購入したり、沖縄電力のバックアップ用電源を活用する予定です。また、発電所建設も検討する予定です。販路は沖縄ガスを活用し、現地の電力販売シェア1割獲得を目指します。
イーレックスは現在業務用として全国8000施設以上に電力を供給しています。一般家庭向け電力小売り自由化により一部地域(北海道、北陸、四国、沖縄)を除いて一般家庭向けに電力販売を開始しています。
4月5日の日経平均株価は大幅下落でした。しかも6日連続の下落です。
イーレックス株もその間、1900円程度から1642円まで落ち、ストップ高になった水準になりました。市場はイーレックス株は2000円程度までは上がることは認めているようです。日経平均株価が17,000円を超えてくれば、1900円~2000円程度まで上がってもおかしくないようです。今のところ積極的に業績拡大を狙っています。
四季報の最新版によると、2017年3月決算予想は2016年3月決算の3割増しを予想しております。前のコラムで、買いは1200円~1300円台としましたが、今の水準でも買ってもいいかもしれません。しかし、明日(5日)も日経平均株価が下がると、イーレックス株ももう一段下がる可能性があります。見極めが必要です。
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