沖縄電力は3月18日に、沖縄本島と渡嘉敷島の間に敷設した海底ケーブル(ケラマ線1号)による本島から慶良間諸島への電力供給を開始しました。海底ケーブルは長さ30・8キロで、本島―伊是名間の23・69キロを上回って同社で最も長くなりました。送電電圧22キロボルト級のケーブルとしては国内でも最長となります。
慶良間諸島ではこれまで、ディーゼル発電設備を備えた渡嘉敷発電所で発電し、島々に供給していました。ただ、石油を燃料とするディーゼル発電は石炭や液化天然ガス(LNG)に比べて発電コストが高くつくことや、災害時のバックアップの課題があることから、ケーブルを敷設して本島系統と連係することでコストや電力供給の安定化を図るようです。
今のところ、電力自由化でも参入企業が少なく無風状態の沖縄県、しばらくは沖縄電力の独占状態が続きそうです。
沖縄ガスに2015年8月よりガス原料をすでに供給しており、来年のガス自由化でも業績拡大のチャンスがあります。
四季報によりますと今後の業績予想ですが、来年度は2016年度と比較して横ばいを予想しております。
過去一年の株価で見ますと、高値は3400円台で安値は2400円台です。現在の株価は2838円です。
年間配当は60円で、来年度も同額を予想しております。
課題は、原価が高い石油火力発電からLNG火力発電への拡充としております。
現状では、東京電力や関西電力より買い易いでしょう。今後、日経平均株価が17,000以上になると予想すると沖縄電力の株は買いでしょう。PBRが0.49倍であり、単純に考えると株価が倍になってもおかしくありません。しかし、そううまくいかないのが相場ですが。
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