関西電力 原発運転指し止めで料金値下げ白紙へ 株価も急落

高浜原発3号機と4号機が稼働し始めたのもつかの間、司法の判断により運転指し止めの仮処分が下った関西電力。

原発営業運転を条件に5月からの電気料金値下げを発表していましたが、今回の運転指し止め仮処分により白紙となります。

昨年度(2015年3月期)まで、4期連続の赤字決算となっていた原因は原発を稼働出来ず、火力発電の燃料費が負担となっていました。今期(2016年3月期)は原油価格の下落影響で黒字になる見込みですが、原発が再稼働しないと経営的に安定しないそうです。今回の高浜原発3号機、4号機が稼働すれば営業利益で1千億円増加し、経営が安定するはずでした。

また、4月からの電力自由化に向けて競争力が削がれる事態となっております。

関西電力は大津地裁に仮処分決定を不服とする申し立てと執行停止を求めますが、意義審査は数か月かかり高浜原発再稼働には時間がかかりそうです。

本日(3月10日)、日経平均株価が210円高と大幅上昇したにも関わらず、関西電力株は一時年初来安値を更新するなど、181円安の1047円で終了しました。

恐らく、それを受けてでしょう。東京電力等の大手電力会社の株も軒並み下落しています。

関西電力の株を買うのは怖いですね。様子見です。

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