東京ガス、電力自由化に向けて総力戦

日経新聞より東京ガスの記事が出ておりました。

要旨、

新規参入企業の中で攻勢が目立つ東京ガス。いち早く電気料金メニューを発表して、16年2月には料金を最安値圏へ引き下げました。それを契機に契約件数が5万件を突破しました。新料金は「トップクラスの低価格を実現した」(東ガス)とのコメントがあります。契約電流40アンペア、月間使用量約400キロワット時の戸建て住宅3人家族の場合、東電の従来料金より年1万円安くなるそうです。これまでに料金プランを表明している会社のなかで1、2位を争う安さだそうです。

東京ガスは電力自由化参入初年度は広告宣伝費などがかさみ赤字となるが、2021年度決算では首都圏の10%シェアを取り営業利益300億円を稼ぎ、東京ガスの全体営業利益の20%を稼ぐ事業になると予想しています。

対する東京電力は来年のガス自由化では、反転攻勢に出る予定です。2月16日にはガス事業説明会を開き「我々は東ガスより安く都市ガスを販売できる。24年3月期には都市ガス販売で関東圏のおよそ2割のシェア獲得を目指す」(東電のカスタマーサービス・カンパニー)と表明しました。

カギを握るのは関東圏のガス会社との連携を強化することであると両社思惑があるそうです。東京ガスは今までのつながりを一層強力にするため動いており、一方、東京電力も地方ガス会社の囲い込みに力を入れるようです。

東京ガスと東京電力、両社とも生き残りをかけて戦闘モードです。私たち一般消費者にとって、企業の競争は利益になります。

東京ガスの株価は3月2日終値で529円です。過去1年で見ると底の方です。

今年の電力のシェア争いが注目です。

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