伊藤忠エネクス 電力とガス自由化に向けて

日経新聞による以下の記事から、電力自由化とガス自由化はセットで考えている企業が多いと思います。

既存の電力会社・大手ガス会社・石油関連会社そして商社系の関連会社にも注目です。

原油価格が下落すると、石油関連会社と商社株が下落します。

商社は資源関係の品物も売買しています。特に原油は単なる輸入から開発まで商社の力に頼るところです。

伊藤忠エネクスは4月に全面自由化される電力小売りで、現行料金より最大5%程度値引くサービスを始める。全国で約110万世帯の顧客を持つLPガス販売の子会社などを通じ、売り込む。電気とガスをセット購入する場合にさらに値引くプランも用意する。コスト競争力の高い石炭を使う火力発電所を新設するなどして、電力事業を拡大する。
まず東京電力管内を中心に販売する。電力使用量によって値引き率は異なるが、使用量の多い世帯で最大5%程度値引く。LPガスとセットで購入する顧客には、さらに年数千円程度値引く予定だ。子会社の伊藤忠エネクスホームライフや系列特約店が全国でLPガスを販売しており、この販路を生かし電力を売り込んでいく。
電力調達には約18万キロワットの自社電源や卸取引所を活用する。さらに関西電力と折半出資で、仙台市内に11.2万キロワットの石炭火力発電所を建設することを決めた。2017年10月に運転を始める。コスト競争力の高い自社電源を増やすことで、顧客に電力を安定供給できる体制を整える。
すでに自由化されている産業向けでは販売量を増やしており、15年度は14年度より6割多い17億キロワット時になる見込みだ。電力小売りでは、東京ガスやJXエネルギーなども大手電力より割安な料金プランを発表し、価格競争が激しくなっている。伊藤忠エネクスは産業向けに加え、一般家庭もガス販売と合わせて開拓する。

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