ENEOSでんきのJXエネルギーをグループ会社に持つJXホールディングスとmyでんきの東燃ゼネラル石油が、2017年4月をめどに経営統合します。
JXホールディングスのエネルギー部門が受け皿となり東燃ゼネラル石油を吸収合併するようです。
売上高14兆円の巨大企業が誕生します。株式は東燃ゼネラル石油を吸収するので、東燃ゼネラル石油株主にはJXホールディングス株式を交付する形になります。
東燃ゼネラル石油は2015年12月が決算月で、赤字決算でした。また、JXホールディングスも2016年3月決算も大幅な赤字決算を予想しております。恐らく主な原因は原油価格の下落と予想されます。
両社とも、大口の電力事業には事績があり自前で発電所を有しているので、経営統合の先には巨大電力会社の誕生も見えてきます。現在、ENEOSでんき・myでんき共に東京電力より単価が安く設定されております。規模が大きくなるとコストダウンに有利に働きます。安い電気の供給に期待が持てます。
さらに両社とも、火力発電所の燃料は主に液化天然ガスを使用しています。ガス自由化の折には、この液化天然ガスを一般家庭に供給すれば良いわけで、ガス自由化にも強い企業となります。
電気とガスの総合エネルギー供給会社として、伸びる余地は十分にあります。
現状の株価は底値と見ております。JXホールディングスは配当利回り3%以上で、赤字ですが今のところ減配のニュースはありません。
日経平均株価が上がってくれば、両社の株価も上がると思います。
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